【東京発】夏のひたち海浜公園は”緑のコキア”が狙い目!予算1.3万円で楽しむ日帰りデートプラン

「次の週末、どこか特別な場所へ行きたいね」

パートナーとのそんな会話から、楽しい旅行計画が始まるはずが、気づけば大量のタブを開いて情報収集。電車の時間、バスの乗り継ぎ、ランチのお店の口コミチェック…。「計画するの、正直ちょっと面倒だな…」と感じている、都内在住の20代カップルに贈る、最高の週末プランがここにあります。

今回提案するのは、春の青いネモフィラ畑で有名な茨城県の「国営ひたち海浜公園」。でも、私たちが目指すのは、多くの人がまだ知らない夏の絶景です。見渡す限り広がる、ふわふわで鮮やかな緑のコキアと、太陽に向かって咲き誇る元気なひまわり畑。人混みを少しだけ避けて、リフレッシュできる特別な一日を過ごしませんか?

この記事では、面倒な下調べは一切不要の「そのまま使える」完璧な日帰り旅行プランを、予算からアクセス、おしゃれなランチスポットまで、すべて網羅してご紹介します。この記事1つで、あなたの次の週末が最高の思い出になることをお約束します。

この旅のすべて:モデルプランと予算早見表

まずは、この旅の全体像を掴んでいただくために、1日のモデルプランと概算予算をまとめました。これさえ見れば、どんな一日になるか、どれくらいお金がかかるかが一目でわかります。

週末日帰りモデルプラン

時間 アクティビティ ポイント
9:00 品川駅/東京駅 出発 JR常磐線特急「ひたち」で快適な電車旅。事前予約がスムーズです。
10:30頃 勝田駅 到着 東口2番バスのりばへ。ICカードがあれば乗降も楽々。
11:00頃 国営ひたち海浜公園 到着 西口ゲートから入園。広大な公園の冒険が始まります!
11:15 レンタサイクルを借りる 園内を自由に駆け巡るなら自転車が断然おすすめ。二人で風を感じましょう。
11:45 みはらしの丘(緑のコキア) 夏限定の絶景!まるで緑の絨毯のような、もふもふのコキアに癒されます。
13:00 みはらしの里(ひまわり畑) 元気いっぱいのひまわりに囲まれて、夏らしい最高の写真を撮りましょう。
14:30 園内のカフェで休憩 「グラスハウス」など、涼しい場所で一休み。旅の計画を振り返るのも楽しい時間。
16:00 公園 出発 西口ゲートからバスで勝田駅へ。帰りのバスの時刻は要確認。
16:30 勝田駅周辺でおしゃれなカフェへ 早めのディナーやカフェで、旅の思い出を語り合う時間。
18:30頃 勝田駅 出発 JR常磐線特急で東京へ。
20:00頃 品川駅/東京駅 到着 お疲れ様でした!

概算予算(1人あたり)

項目 金額目安 備考
交通費
JR特急(往復) 約¥7,780 品川駅⇔勝田駅の特急料金。えきねっと等の割引で変動あり。
路線バス(往復) ¥900 勝田駅⇔海浜公園西口(片道450円)。
施設利用料
公園入園料 ¥450~¥800 通常期450円、繁忙期800円。
レンタサイクル ¥600 3時間利用の場合。カップルなら二人で¥1,200。
食費
ランチ/カフェ ¥1,500~¥2,500 勝田駅周辺のお店の相場から算出。
園内での飲み物など ¥500
合計目安 ¥11,280~¥12,680

スムーズに楽しむためのコツ

  • チケットは事前購入がおすすめ:園内は現金・クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応していますが、事前にオンラインで購入しておくと入園がスムーズです。
  • 特急の指定席は早めに予約:週末は混み合うため、JR東日本の「えきねっと」での事前予約がおすすめです。

夏のひたち海浜公園 2大ハイライト

入園ゲートをくぐれば、そこは非日常の空間。ネモフィラで有名な公園ですが、夏には全く違う魅力に出会えます。絶対に見逃せない夏の二大絶景スポットをご紹介します。

夏の主役①:みはらしの丘を埋め尽くす「緑のコキア」

春のネモフィラが咲いていた「みはらしの丘」は、夏になると全く違う表情を見せます。約4万本ものコキアが植えられ、まるで生き物のような、もふもふとした緑の丘が目の前に広がります。

見頃:鮮やかなライムグリーンが楽しめるのは、7月中旬から9月下旬にかけて。この時期のコキアは手で触れるとふわふわと柔らかく、その感触も楽しめます。

楽しみ方:丘の頂上まで続く小道を歩けば、360度コキアに囲まれる幻想的な体験ができます。青い夏空と緑のコキアのコントラストは、まさに絶景。どこを切り取っても絵になるので、二人だけの特別な写真をたくさん撮ってください。

夏の主役②:元気をくれる「みはらしの里のひまわり畑」

緑のコキアを楽しんだ後は、丘のふもとにある「みはらしの里」へ。ここでは、夏の太陽を象徴する花、ひまわりが待っています。

見頃:約2万本のひまわりが一斉に咲き誇るピークは、例年8月中旬頃。少し時期がずれても、園内各所では長く楽しめる品種のひまわりも咲いています。

楽しみ方:大人の背丈ほどもあるひまわり畑の中には散策路があり、まるで黄色い迷路に迷い込んだかのよう。古民家を背景に入れると、どこか懐かしい日本の夏の風景が撮影できます。ひまわりのビタミンカラーから、たくさんの元気をもらえるはずです。

アクセス完全ガイド:東京から迷わず行く、快適な電車旅

都心から国営ひたち海浜公園へのアクセスは、特急電車とバスを乗り継ぐのが最も快適で効率的です。ここでは、切符の買い方からバスの乗り場まで、迷うことなくたどり着けるように徹底解説します。

ステップ1:JR常磐線特急で「勝田駅」へ

この旅のメインとなる移動手段は、JR常磐線の特急「ひたち」または「ときわ」です。

  • 乗車駅:品川駅、東京駅、上野駅などから乗車できます。
  • 降車駅:勝田駅(かつたえき)
  • 所要時間:品川駅から約85分、東京駅から約80分と、あっという間に到着します。
  • 料金:片道の運賃と指定席特急料金を合わせて、品川駅からは3,890円です(通常期)。往復で約7,780円となります。
  • ポイント:全席指定なので、事前にJR東日本の予約サイト「えきねっと」で予約しておくと安心です。週末は混み合うこともあるため、早めの予約をおすすめします。

ステップ2:「勝田駅」から路線バスで公園へ

勝田駅に到着したら、公園まではバスで向かいます。ここが唯一の乗り換えポイントですが、案内通りに進めば全く難しくありません。

  • バス乗り場:勝田駅の東口を出て、2番バスのりばを目指してください。
  • 利用バス:茨城交通の路線バスに乗車します。
  • 行き先:「海浜公園西口」行き、または「海浜公園南口」行きに乗車します。今回は、レンタサイクルセンターに近い**「海浜公園西口」**で降りるのがおすすめです。
  • 所要時間:約15分〜20分で公園に到着します。
  • 料金:片道450円。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードが利用できるので、小銭の心配は不要です。
  • 最重要ポイント:公園を楽しんだ後の帰りのバスの時刻は、到着時に必ず確認しておきましょう。夕方になると本数が少なくなるため、計画的に行動するのが旅を成功させる秘訣です。

園内移動のパートナー選び:レンタサイクル vs シーサイドトレイン

公園は非常に広いため、移動手段の確保がマストです。カップルのスタイルに合わせて選びましょう。

アクティブ派におすすめ:「レンタサイクル」

魅力:二人で風を感じながら、気になった場所で自由に立ち止まれるのが最大の魅力。サイクリングコースが整備されており、緑の中を駆け抜ける爽快感は格別です。ロマンチックでアクティブなデートにぴったり。

料金:大人1台600円(3時間まで)。超過料金は30分ごとに100円です。

ポイント:西口ゲートを入ってすぐの場所に「西口サイクルセンター」があります。ここで自転車を借りて、冒険に出発しましょう。

のんびり派におすすめ:「シーサイドトレイン」

魅力:園内の主要スポットを約40分で一周する、可愛らしいデザインの周遊バスです。歩き疲れることなく、涼しい顔で園内全体を眺められます。のんびり景色を楽しみたいカップルに最適。

料金:1日周遊券が600円(3歳以上有料)。

ポイント:乗り降り自由なので、コキアの丘の最寄り停留所で降りて散策し、また次の便に乗って移動、といった使い方ができます。

勝田駅グルメ:旅の締めくくりは、おしゃれで美味しい選択を

ひたち海浜公園で絶景を堪能した後は、勝田駅周辺で美味しい食事を楽しみましょう。旅の余韻に浸るのにぴったりな、雰囲気・味ともに抜群のお店を3つ厳選しました。その日の気分に合わせて選んでみてください。

選択肢1:カジュアルでおしゃれな気分なら「キッチン モアナイナ」

「ハワイアンテイストのおしゃれなカフェで、気軽に美味しいものを食べたい」そんなカップルには、勝田駅東口すぐの「キッチン モアナイナ」がぴったりです。

雰囲気:ハワイをイメージした明るく開放的な店内。窓際の席からは駅前の景色が見え、カジュアルなデートに最適です。

必食メニュー

  • ローストビーフスライス:お店の看板メニュー。特製の「マウイ風オニオンソース」と「リフォイルソース」が絶妙にマッチします。
  • ハワイアンパンケーキ:ふわふわの食感と南国の雰囲気を楽しめる人気デザート。

店舗情報

  • 住所:茨城県ひたちなか市勝田中央1-1
  • 営業時間:日~火 11:00~20:00(L.O. 19:30)、水~土 11:00~22:00(L.O. 21:30)
  • 電話:029-212-7020(予約可)
  • 公式サイトhttp://kitchenmoanaina.strikingly.com/

選択肢2:茨城の味を堪能するなら「たたきの一九 勝田店」

「せっかく茨城に来たのだから、地元の美味しいものを食べたい!」という食いしん坊なカップルには、こちらのお店がおすすめです。早めのディナーに最適。

雰囲気:活気あふれる居酒屋ながら、個室や半個室も完備。落ち着いて食事と会話を楽しめます。

必食メニュー

  • カツオの塩たたき:お店の名物。藁(わら)で一気に焼き上げることで、香ばしさと旨味が凝縮されています。
  • 茨城のうまいもん:土浦れんこん天や、ブランド鶏「つくば鶏」の料理など、茨城ならではの食材を使ったメニューが豊富です。
  • あんこう鍋どぶ汁風:冬季限定ですが、茨城を代表する郷土料理。濃厚な肝の旨味は一度味わう価値あり。

店舗情報

  • 住所:茨城県ひたちなか市勝田中央4-4
  • 営業時間:月~木・日・祝 17:00~24:00、金・土・祝前 17:00~25:00
  • 定休日:なし
  • 電話ホットペッパーグルメで予約

最高の夏の思い出を作ろう

都心からわずか90分で出会える、息をのむような緑の絶景とひまわりの黄金色。そして、歩き疲れた体を癒やしてくれる、おしゃれなカフェでの語らいの時間。

このプランは、自然の美しさと都会的なセンスを一日で満喫できる、まさに理想の日帰り旅行です。

面倒な計画はすべてこの記事にお任せください。あなたがすることは、パートナーの手を取って、電車に飛び乗るだけ。

さあ、カメラを片手に、二人だけの忘れられない夏の思い出を作りに出かけましょう!

旅の基本情報まとめ

施設名:国営ひたち海浜公園 住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4 開園時間:9:30〜18:00(7月19日〜8月31日)、9:30〜17:00(9月1日〜10月31日)※季節により変動するため、公式サイトをご確認ください 入園料金:大人(高校生以上)450円(通常期)、800円(繁忙期) 公式サイトhttps://hitachikaihin.jp/

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