予算6600円!猿島でラピュタの島探検&横須賀グルメデート

神奈川

「次の週末、どこか特別な場所に行きたいけど、計画を立てるのはちょっと面倒…」

そんな風に思っている都内在住の20代カップルに、最高の週末プランを提案します。まるでスタジオジブリの名作『天空の城ラピュタ』の世界に迷い込んだかのような、不思議な魅力に満ちた無人島が、東京からすぐの場所にあるのをご存知ですか?

その名は、横須賀沖に浮かぶ「猿島」。

ここは、ただの島ではありません。豊かな自然と、歴史を物語る旧日本軍の要塞跡が融合した、唯一無二の空間。苔むしたレンガのトンネルを抜ければ、非日常の冒険が待っています。

この記事では、旅の計画が苦手なあなたのために、予算からアクセス、ランチ、周辺の観光まで、すべてを網羅した完璧な日帰りモデルコースをご用意しました。この記事を読むだけで、次の週末の特別なデートプランが完成します。さあ、二人だけの冒険に出かけましょう!

完璧な1日をこのプランで!猿島・横須賀 日帰りモデルコース早見表

まずは、この旅の全体像を一目で把握できる旅程表と予算から。これさえあれば、面倒な下調べは不要です。

時間 アクティビティ 場所 概算費用(1人) カップル向けTip
9:30 都内出発 品川駅 ¥620 品川駅から京急線に乗るのが早くて楽ちん!
10:20 横須賀中央駅に到着 横須賀中央駅 駅から漂う港町の潮風を感じながら歩こう
10:45 三笠ターミナル到着、乗船券購入 三笠ターミナル ¥2,000 (乗船料+入園料) 帰りの最終便の時間をここで必ず確認!
11:00 猿島へ出発 三笠桟橋 わずか10分の船旅。デッキで風を感じるのが最高!
11:10 猿島上陸・探検スタート 猿島 苔むしたレンガの道。ラピュタの世界へようこそ
13:15 猿島出発 猿島桟橋 名残惜しいけど、お腹を空かせて横須賀グルメへ!
13:30 横須賀でがっつりランチ TSUNAMI 約¥2,500 名物「ネイビーバーガー」を二人でシェアするのも◎
15:00 どぶ板通りを散策 どぶ板通り商店街 約¥500 (お茶代など) ユニークなスカジャンのお店を覗いたり、雑貨を探したり
17:00 横須賀中央駅から出発 横須賀中央駅 ¥620 楽しかった一日の写真を電車で見返す時間も幸せ
18:00 都内到着 品川駅 お疲れ様でした!

ひとりあたりの予算目安:約6,240円

Part 1: 冒険の始まり – 東京から港町・横須賀へ

今回の旅は、非日常への入り口である港町・横須賀から始まります。都心からのアクセスは驚くほど簡単で、予算を抑えたいカップルに最適です。

おすすめルート:品川駅から京急線で一本!

都内からのアクセスはいくつかありますが、最もシンプルでコストパフォーマンスに優れているのが、品川駅から京急本線に乗るルートです。

  • 路線: 京急本線 特急または快特(三崎口行き・京急久里浜行きなど)
  • 乗車駅: 品川駅
  • 降車駅: 横須賀中央駅
  • 所要時間: 約47分
  • 料金: ICカード利用で約620円

JRを利用するルートもありますが、京急線は横須賀の中心部に直接アクセスでき、乗り換えも少ないため、迷うことなくスムーズに移動できます。

潮風を感じながら三笠公園へ

横須賀中央駅の改札を出ると、都会の喧騒とは違う、どこか開放的な港町の空気が迎えてくれます。ここから猿島行きのフェリーが出る「三笠ターミナル」までは、徒歩で約15分。

この道のりが、ただの移動時間ではなく、旅のプロローグになります。途中、公園の緑の向こうに日露戦争で活躍した**世界3大記念艦の1つ「三笠」**の巨大な船体が見えてくると、冒険への期待感は最高潮に達するでしょう。

Part 2: いざ乗船!猿島への10分間の船旅

三笠公園内にある「三笠ターミナル」で、いよいよ猿島へのチケットを購入します。週末は混み合うこともあるので、少し余裕を持って行動するのがおすすめです。

チケット料金と時刻表の確認

チケット購入時には、「乗船料」と「入園料」が別々に必要な点に注意しましょう。

  • 乗船料(往復): 大人 1,500円(市外在住者)
  • 猿島公園の入園料: 大人 500円(市外在住者)
  • 合計: 2,000円

※料金や運航時間は季節によって変動する可能性があるため、出発前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

【重要】公式サイトで最新情報をチェック!
株式会社トライアングル公式サイト: https://sarushima.jp/

船は三笠桟橋から出発し、わずか10分で猿島に到着します。この短い船旅が、日常と非日常を分ける特別な時間。デッキに出て潮風を浴びながら、だんだんと近づいてくる緑豊かな島の姿を写真に収めるのも忘れずに。

運航時刻の詳細

夏期ダイヤ(3月1日〜10月31日):毎日9:30〜16:30まで1時間毎 冬期ダイヤ(11月1日〜2月28日):毎日9:30〜15:30まで1時間毎。

フェリーは1時間に1本の運航のため、時間を逃さないよう注意が必要です。

Part 3: 失われた要塞へ – 「ラピュタの島」猿島を探検

船を降り、一歩足を踏み入れた瞬間から、そこはもう別世界。木々の間から差し込む光、ひんやりとした空気、そして目の前に現れる苔むしたレンガの建造物。多くの人がこの島を「ラピュタの島」と呼ぶ理由が、すぐにわかるはずです。

島全体をゆっくり散策するには約2時間がおすすめ。慌てずに、二人の時間を大切にしながら探検を楽しみましょう。

感動のハイライト:歴史が息づくレンガのトンネル

猿島の魅力が最も凝縮されているのが、島を貫くように掘られた切通しと、そこに現れるレンガ造りのトンネル群です。

圧倒的な存在感の「愛のトンネル」:全長約90mにも及ぶこのトンネルは、フランス積(フランドル積)という珍しい技法でレンガが積まれており、その光景は圧巻です。内部は薄暗く、ひんやりとした空気が漂い、二人で手を取り合って歩けば、自然と距離が縮まることから「愛のトンネル」とも呼ばれています。まさにカップルにぴったりのフォトジェニックスポットです。

歴史の物語を秘めた建造物群:これらの施設は、単なる美しい廃墟ではありません。明治時代(1881年〜1884年)に、首都・東京を防衛するための**「東京湾要塞」**として建設された、日本の近代史を物語る貴重な遺産なのです。

兵舎(棲息掩蔽部)跡や弾薬庫跡:トンネルの脇には、兵士たちが生活した兵舎や弾薬を保管していた倉庫の跡が口を開けています。中を覗き込むと、当時の兵士たちの息遣いが聞こえてくるようです。

探検の合間に楽しむ、島のもう一つの顔

要塞跡だけでなく、猿島には他にも魅力的なスポットがあります。

ビーチでのんびり:島の入り口付近には砂浜が広がっており、夏にはBBQや海水浴で賑わいます。探検で歩き疲れたら、ここで少し休憩するのも良いでしょう。波打ち際でシーグラスを探すのもロマンチックです。

展望広場からの絶景:島の最も高い場所にある広場からは、横須賀の街並みや東京湾を一望できます。かつては司令所や探照灯が置かれていたこの場所から、近代日本の防衛に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

Part 4: 冒険の後のご褒美!横須賀ご当地グルメを味わう

猿島での探検を終え、お腹が空いたら、いよいよ横須賀本土でのグルメタイムです。この街には、歴史に根差した二大名物グルメがあります。

ネイビーバーガー vs 海軍カレー

横須賀グルメといえば、米海軍由来の**「YOKOSUKA NAVY BURGER(ヨコスカネイビーバーガー)」**と、旧日本海軍が由来の「よこすか海軍カレー」が有名です。どちらも横須賀の歴史を象徴するソウルフードですが、今回のデートプランでは、アメリカンな雰囲気とボリューム満点の見た目が楽しいネイビーバーガーを特におすすめします。

おすすめ店:TSUNAMI どぶ板通り店

ネイビーバーガーを提供するお店は数多くありますが、中でも絶大な人気と知名度を誇るのが**「TSUNAMI」**です。

どぶ板通りに位置し、アメリカンダイナーのような活気ある雰囲気は、デートをさらに盛り上げてくれること間違いなし。パティは牛肉100%で、直火焼きの香ばしさがたまりません。

おすすめメニュー

  • クオーターサイズバーガー(113g):「二人で違う種類を頼んでシェアしたい」というカップルにぴったり。チーズバーガーなら約1,300円と、予算にも優しいのが嬉しいポイントです。
  • レギュラーサイズバーガー(227g):ボリューム満点の本格的な味を堪能したいならこちら。プレーンバーガーは約1,900円です。
  • フレンチフライ&ドリンクセット:+500円程度でセットにできます。

その大きさと美味しさに、きっと二人で笑顔になるはずです。

店舗情報

  • 店名: TSUNAMI どぶ板通り店
  • 住所: 神奈川県 横須賀市本町2-1-9
  • 電話: 046-827-1949
  • 営業時間: 11:00〜22:00(L.O. 21:00)
  • 公式サイト: https://www.navyburger.com/

Part 5: 日本の中のアメリカ – どぶ板通りをぶらり散策

美味しいネイビーバーガーでお腹を満たした後は、腹ごなしに「TSUNAMI」もある**「どぶ板通り商店街」**を散策しましょう。

この通りは、日本とアメリカの文化が混じり合った、独特の雰囲気が魅力です。英語の看板が並び、ミリタリーショップやバーが軒を連ねる光景は、まるで海外の街角を歩いているかのようです。

スカジャン発祥の地

今や世界的なファッションアイテムとなった「スカジャン」は、このどぶ板通りが発祥の地。色鮮やかな刺繍が施されたジャケットを眺めているだけでも楽しめます。

主要なスカジャン・ミリタリーショップ

  • プリンス商会(1947年創業):本町2-4、電話046-822-3907。
  • MIKASA(1950年創業):テーラー東洋スカジャンの専門店
  • FUJI:本町2-8、電話046-822-6421

異国情緒あふれる街並み

通りを歩くだけで、たくさんのフォトジェニックなスポットに出会えます。レトロなネオンサインや個性的なお店の外観を背景に、記念写真を撮りましょう。夕方になるとバーがオープンし始め、昼間とはまた違った顔を見せるのもこの通りの魅力です。

猿島の静かで神秘的な雰囲気から一転、活気と異国情緒あふれるこの通りの散策は、一日の旅の魅力的締めくくりとなるでしょう。

まとめ:忘れられない思い出を胸に、日常へ

いかがでしたか?

東京からわずかな時間でたどり着ける、リアル「ラピュタの島」猿島と、異国情緒あふれる港町・横須賀。

苔むした要塞跡を二人で探検し、その歴史に思いを馳せる。冒険の後には、本場のネイビーバーガーに舌鼓を打ち、ユニークな文化が息づく通りを散策する。

このプランなら、予算を抑えながらも、ありきたりなデートでは決して味わえない、特別で忘れられない一日を過ごすことができます。計画はすべてこの記事にお任せください。

次の週末は、二人だけの「ラピュタの島」を探しに、横須賀へ出かけてみませんか?

最終予算チェック

項目 料金(1人あたり)
交通費(京急線往復) ¥1,240
猿島乗船料・入園料 ¥2,000
ランチ代(TSUNAMI) ¥2,500
お茶・お土産代 ¥500
合計目安 ¥6,240

旅の持ち物チェックリスト

  • 歩きやすいスニーカー:島内は自然の道が多いため必須
  • 羽織れる上着:島内は風が強く、トンネル内は涼しいため
  • カメラまたはスマホ:フォトジェニックなスポットがたくさん
  • モバイルバッテリー:写真撮影やマップ確認で電池消耗
  • 現金:一部のお店では現金のみの場合があります
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