予算7千円!都会の喧騒から90分。奥多摩ブルーと神秘の洞窟で心と体を癒す、週末デトックス旅

東京

「次の週末、どこかへ行きたいけど、計画を立てるのがちょっと面倒…」 「予算は抑えたいけど、ありきたりじゃない、特別な思い出を作りたいな」

東京都内にお住まいの20代カップルなら、一度はそんな風に思ったことがあるのではないでしょうか。

都会の喧騒を離れて、心身ともにリフレッシュできる旅がしたい。でも、いざ行き先を調べてみると電車の時間やバスの乗り継ぎ、お店の予約など考えることがいっぱい。結局いつものおうちデートになってしまう。

そんなあなたの悩みを解決するために、最高の週末デトックス旅を丸ごとプランニングしました!

この記事1本で、準備から当日の楽しみ方まで、すべてが分かります。あなたに必要なのは、この記事をブックマークして、大切なパートナーを誘うだけ。さあ、東京に残された秘境・奥多摩で、忘れられない1日を過ごしましょう。

週末デトックス旅の全貌:奥多摩「癒やし」の1日モデルプラン

まずはじめに、旅の全体像をご紹介します。このプランを見れば、どんな1日になるか一目でわかります。時間や予算、移動手段をまとめた旅程表と、スポットの位置関係がわかるマップを用意しました。

1日のモデルコース旅程表

時刻 行動 場所 予算目安(1人あたり) 移動/所要時間 ポイント&リンク
8:19 出発 新宿駅 ¥1,110 (電車で約90分) 【裏ワザ】 土日祝は直通の「ホリデー快速おくたま号」が便利!
9:57 奥多摩駅到着・バス乗車 奥多摩駅 ¥530 (バス約35分) 日原鍾乳洞行きのバスは本数が少ないので、事前に時刻表の確認を!
11:35 神秘の地下宮殿を探検 日原鍾乳洞 ¥800~¥900 (見学 約40分) 【重要】 週末はバス停から徒歩25分!年間11℃なので羽織る物必須。
13:40 奥多摩グルメでランチ 選べるランチスポット ¥1,500~ (バス+徒歩) ①おしゃれに「ビア カフェ バテレ」 ②行列覚悟「卵道」
15:00 奥多摩ブルーに癒される 奥多摩湖 ¥300 (バスで約15分) ダムの迫力と湖の絶景!「水と緑のふれあい館」でダムカレーも。
16:25 旅の締めは日帰り温泉 もえぎの湯 ¥1,050 (バス約10分) 2023年7月リニューアル!源泉100%の美肌の湯で疲れを癒やす。
18:10 帰路へ 奥多摩駅 ¥1,110 (電車で約90-120分) お疲れ様でした!
合計 約¥6,400~¥6,500

ひとりあたりの予算目安:約6,400円~6,500円

旅の始まり:都会の喧騒から自然の懐へ (新宿→奥多摩)

旅のスタートは新宿駅。ここからJR線を乗り継ぎ、約90分で目的地「奥多摩」に到着します。片道のIC運賃は1,110円ほどです。

車窓を流れる景色が、コンクリートのビル群から次第に緑豊かな渓谷へと変わっていく様子は、まさに非日常へのプロローグ。JR青梅線の一部区間は「東京アドベンチャーライン」という愛称で呼ばれており、その名の通り、これから始まる冒険への期待感を高めてくれます。

【週末限定の裏ワザ】乗り換えなしの「ホリデー快速おくたま号」を狙おう!

普段、新宿から奥多摩へ向かうには立川駅や青梅駅での乗り換えが必要ですが、土曜・休日には特別な列車が運行されています。それが「ホリデー快速おくたま号」です。

この列車を利用すれば、新宿から奥多摩駅まで乗り換えなしでアクセス可能。面倒な乗り換えの手間が省け、座席に座ってゆったりと車窓の旅を楽しめる可能性が高まります。まさに「計画が面倒」と感じるカップルにとって、最高の選択肢と言えるでしょう。

運行時刻は限られているので、事前にJRの公式サイトなどで確認しておくことを強くお勧めします。

第1の目的地:東京の地下に眠る神秘の宮殿「日原鍾乳洞」

奥多摩駅に到着したら、まず目指すのは関東随一の規模を誇る「日原鍾乳洞」です。一歩足を踏み入れると、そこは年間を通じて気温11℃に保たれた別世界。夏はひんやりと涼しく、冬はほんのり暖かく感じられます。

荘厳にライトアップされた鍾乳石が織りなす景観は、まさに「神秘の地下宮殿」。約40分間の洞内探検は、忘れられない体験になるはずです。

基本情報

  • 営業時間: 夏季 8:00~17:00、冬季 8:30~16:30 ※季節により変動あり
  • 入場料: 大人 800円~900円
  • 持ち物: 洞内は涼しく、水滴が落ちてくることもあるため、薄手の上着やパーカーがあると安心です。
  • 公式サイト: http://www.nippara.com/

【最重要】週末プランの核心!バスのアクセスと注意点

日原鍾乳洞へのアクセスは、この旅で最も注意すべきポイントです。奥多摩駅のバスロータリーから、西東京バスの「東日原(ひがしにっぱら)」行きに乗車します。運賃は片道530円、所要時間は約35分です。

ここで絶対に知っておいてほしいのが、土曜・休日は、鍾乳洞の目の前まで行くバスの本数が非常に限られているという事実です。

  • バス本数: 土日祝日でも1日4本程度
  • 主な時刻: 奥多摩駅発 10:35、13:40、16:35 など

この情報を知らないと、「バスを逃して次まで3時間待ち…」と計画が狂ってしまう可能性があります。

また、バスは鍾乳洞の入口手前の「東日原」が終点となるため、ここから鍾乳洞の入口までは、日原川沿いの道を約25分歩く必要があります。

しかし、このウォーキングも旅の醍醐味の1つ。都内とは思えないのどかな山村の風景や、清流のせせらぎを楽しみながら歩く時間は、心と体をデトックスする絶好の機会です。

旅の楽しみは食にあり!気分で選べる奥多摩ランチ

神秘的な鍾乳洞を探検してお腹が空いたら、お待ちかねのランチタイムです。奥多摩には魅力的な飲食店がたくさんありますが、今回は2人の気分や旅のスタイルに合わせて選べる、個性豊かな2つのお店を厳選しました。

選択肢1:おしゃれな空間で乾杯!「Beer Cafe VERTERE(バテレ)」

奥多摩駅のすぐ近く、古民家をリノベーションしたおしゃれなビアカフェが「Beer Cafe VERTERE」です。併設された醸造所で作られる、新鮮なクラフトビールが自慢。緑に囲まれた開放的なテラス席で、心地よい風を感じながら乾杯すれば、最高の気分を味わえます。

フィッシュ&チップスやホットドッグなど、ビールとの相性抜群のカジュアルなフードメニューが揃っています。おしゃれな雰囲気でランチを楽しみたいカップルにぴったりの選択肢です。

  • 場所: JR奥多摩駅から徒歩1分
  • 営業: 土日祝のみ営業 10:00-18:00
  • 予算目安: 1人あたり 2,000円~3,000円
  • 公式サイト: http://verterebrew.com/

選択肢2:話題性No.1!究極のふわとろ体験「だしまき玉子専門店 卵道(らんうぇい)」

「とにかく美味しいものが食べたい!」という食いしん坊なカップルなら、行列覚悟で訪れたいのが「だしまき玉子専門店 卵道」です。メニューはほぼ「だしまき定食」のみという潔さで、数々のメディアで紹介されるほどの人気店です。

注文を受けてから1つひとつ丁寧に焼き上げるだし巻き玉子は、お箸を入れると出汁がじゅわっと溢れ出す、まさに究極のふわとろ食感。このお店は奥多摩駅の1つ手前、JR古里(こり)駅のすぐ近くにあります。時間に余裕があり、この味を体験してみたいという場合は、旅のハイライトになるでしょう。

  • 場所: JR古里駅から徒歩すぐ
  • 営業時間: 11:00~ ※定休日:火曜日
  • 予算目安: 1人あたり 1,300円~1,800円
  • 公式サイト: https://ranway-dashimaki.com/

第2の目的地:心洗われる絶景「奥多摩湖」

ランチでお腹を満たした後は、奥多摩のシンボルである「奥多摩湖」へ向かいます。奥多摩駅からバスに揺られること約15分、「奥多摩湖」バス停で下車すれば、目の前に壮大な景色が広がります。

正式名称を「小河内貯水池」というこの湖は、都民が利用する水の約2割を供給する、まさに「都民の水がめ」。エメラルドグリーンに輝く湖面は「奥多摩ブルー」とも称され、周囲の山々とのコントラストは息をのむほどの美しさです。

立ち寄りスポット:「奥多摩 水と緑のふれあい館」

湖畔に建つ「奥多摩 水と緑のふれあい館」は、ぜひ立ち寄りたい無料の施設です。ダムの仕組みや奥多摩の豊かな自然、歴史について、映像や体験型の展示で楽しく学ぶことができます。

  • 開館時間: 9:30~17:00
  • 休館日: 水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
  • 入館料: 無料

【超重要・最新情報】名物「ドラム缶橋」は現在渡れません!

多くの観光ガイドやブログで、奥多摩湖の名物として紹介されている「麦山の浮橋」と「留浦の浮橋」。通称「ドラム缶橋」として知られ、湖面を歩いて渡れるスリリングな体験が人気です。

しかし、ここで非常に重要な情報があります。これらの浮橋は、貯水池の水位低下により、2025年1月23日から当面の間、通行止めとなっています

この情報を知らずに訪れると、「せっかく来たのに渡れなかった…」とがっかりしてしまう恐れがあります。このブログでは、読者の皆さんにそんな思いをさせないために、正確な最新情報をご紹介します。

橋は渡れなくても、がっかりする必要はありません。小河内ダムの展望塔から見下ろすダムの迫力や、湖畔から眺める静かで雄大な景色は、それだけでも訪れる価値が十分にあります。

旅のフィナーレ:リニューアルした温泉で、最高の癒やしを

たくさん歩いて、美しい景色に心癒やされた1日の締めくくりは、やっぱり温泉。旅の疲れを洗い流し、心身ともにリフレッシュしましょう。奥多摩駅の近くに、最高の選択肢があります。

スポット:「奥多摩温泉 もえぎの湯」

「もえぎの湯」は、日本で最も古いとされている地層から湧き出る、源泉100%の天然温泉です。露天風呂からは多摩川の清流と美しい山並みを一望でき、奥多摩の豊かな自然を肌で感じながら、至福のひとときを過ごせます。

【重要】2025年4月リニューアル予定 現在、もえぎの湯は大規模な改修工事のため2024年11月25日から2025年3月末まで休館中です。2025年4月1日にリニューアルオープン予定となっており、新しく綺麗になった施設で、1日の疲れを心地よく癒やせるのは、この上ない贅沢です。

JR奥多摩駅から徒歩約10分というアクセスの良さも魅力の1つ。温泉でさっぱりした後の帰り支度もスムーズです。

基本情報

  • 営業時間: 10:00~20:00(受付終了19:00 ※季節変動あり)
  • 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)
  • 料金: 大人(3時間まで)1,050円
  • 公式サイト: https://www.okutamas.co.jp/moegi/

まとめ:これさえ読めば完璧!奥多摩旅行プランナー

いかがでしたか?都会の喧騒からわずか90分でたどり着ける、東京の秘境・奥多摩。神秘的な鍾乳洞、心洗われる湖、そして癒やしの温泉。このプランなら、計画いらずで最高の週末デトックス旅が実現します。

最後に、旅の総仕上げとして予算と持ち物を再チェックしましょう。

最終予算チェック

項目 料金(1人あたり)
交通費(JR往復) ¥2,220
バス代(合計3回乗車) ¥1,360
日原鍾乳洞 入場料 ¥800~¥900
ランチ代(目安) ¥1,500~¥2,500
もえぎの湯 入浴料 ¥1,050
合計目安 ¥6,930~¥8,030

※ランチの内容やお土産代によって変動します。

旅の持ち物&服装アドバイス

  • 歩きやすいスニーカー: 鍾乳洞への道や湖畔の散策で必須です。
  • 羽織れる上着: 鍾乳洞内は年間を通じて11℃。体温調節できる服装がベスト。
  • タオル: 温泉で使います。忘れてもレンタルや購入が可能です。
  • モバイルバッテリー: 写真をたくさん撮ったり、マップを確認したりするので、あると安心です。
  • 現金: 一部のお店やバスでは、現金のみの場合があります。少し多めに持っていくと良いでしょう。

このプランを参考に、次の週末はぜひパートナーと奥多摩へ出かけてみてください。都会では決して味わえない、穏やかで特別な時間が、きっと2人を待っています。

この記事が、あなたの最高の思い出作りのきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

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